2017/02/01 18:17

ベリンダといえば、やはり思わず見惚れてしまうような軽やかなスッテップワークでのロングボードサーフィン。李さんにヌーサで撮影した時の彼女のサーフィンについて聞くと「とにかくエレガントでスタイリッシュ。特にクラシックなロングボードでのウォーキングが美しい。みんなが YoutubeとかVimeo で観る映像そのままだよ」。今回販売されることになった李さん秘蔵のこの写真も、僕らが思い描くベリンダのサーフスタイルそのものです。



ヌーサのロングボードライクな波に、完璧なハングテンを決めているこの写真。サーフィンをしない人には少し不思議な写真に見えるかも知れません。サーフボードが波に隠れているので、ベリンダが波の上に素足で立っているように見えるからです。

ハングテンは、サーフボードの先端に両足で立ち、波を滑っていくロングボードのテクニック。視線の先には波しか見えないので、まるで「自分の足だけで波に乗っている感覚」にとらわれます。サーフボードを使って波に乗っているのではなく、空中に浮いたまま、自分の体だけで「滑空」している感覚です。

この作品のベリンダも、ロングボードでしか味わえない「滑空」を味わっているのでしょう。ロングボーダーだけが感じ取れる瞬間を見事に切り取った1枚。そして、サーフィンを熟知したカメラマンだからこそとらえることができた作品と言えます。



プロサーフィンカメラマンのオリジナルプリント作品は、個展などでしか手にいれることができないのが現状です。この作品は、surfersが李さんに依頼し、仕上げてもらった作品で、現在はsurfersでしか販売されていません。

web上ではなく実物をご覧になりたい方は、2F Style Shopに飾ってありますので、ぜひ足をお運びください。